島原鉄道 長崎200か526

2008年、島原鉄道の島原港以南の廃止代替バス運転開始に合わせ、11台の長崎バス中古車を投入しました。ほとんどがLVだったのですが、その中に1台だけ紛れていたのがこちらのブルーリボン。長バスお得意の分割幕に加えて、長崎らしい長尺前後折戸に、P代にもかかわらず角目のライトなどなかなか濃い仕様です。移籍後は幕を新調し、経由地表示も生かされていたのが嬉しいですね。
移籍後は一貫して鉄道代替線に従事。代替線にありがちな「寄せ集め」感漂う車種選択ではありましたが、2017年初頭の廃車まで9年間にも亘って活躍しました。ただし、最後の1年間は予備車として過ごしていたようです。
廃車後は島原の観光地を回る移動休憩所として活用されることが決定し、現在も島原市内でその姿を見ることができます。普段は芝桜公園を拠点とし、夏冬のオフシーズンはほかの観光地も出没するようです。車内はレイアウトが変更されたものの、座席は元あったものが利用されていて、往時の姿をしのぶことができます。移動休憩所ということで、仮ナンバーを付けて走行できるように整備されており、運がよければ走る姿も見ることができます。

P-HT275BA
1990


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