いすゞ キュービックワンステップ

★フルフラット★

U-LV870L

1991年に試作車、92年に量産車が登場したフルフラットワンステップモデル。エンジンを後方に寄せるなどレイアウトの工夫によって車体後部までの低床化を実現し、ワンステップながら前後扉のラインナップもありました。当形式のみの特注的仕様が多々あったため非常に高価であり、導入したのは比較的財力のある東京都交通局と、大阪市交通局の2局のみとなりました。そのうち大阪市からの移籍車が関東自動車で現役です。
形式はU-LV870Lです。



★部分低床★

U-LV系

京浜急行が開発したツーステップバスをベースに全中扉間を低床としたワンステップバス。いすゞでは1993年から改造扱いでの販売を開始ました。
車体はツーステップボディがベースになってはいますが、全体的に車高が低く、かつ扁平タイヤを採用しているため雰囲気で何となく判断できます。ただ、ツーステップの都市低床と外観だけで見分けるのは困難です。
形式は改造扱いのため、ツーステップと同様になります。尺は長い方からQ/N/M/L/Kの5種類です。形式はサスペンションとエンジン出力の違いで、エアサスのU-LV224/U-LV218とリーフサスのU-LV324/U-LV318の4パターンに分けられ、最後に尺の記号がつきます。


KC-LV系

1997年から販売されたワンステップ専用ボディ。側面窓の天地幅が大きく取られ、近代的な外観になりました。
尺は長い方からQ/N/Lの3種類です。形式はエアサスがKC-LV280、リーフサスがKC-LV380で、最後に尺の記号がつきます。





★特徴的な仕様★
・ジャーニーに準じたフロントガラス
中型モデル・ジャーニーに準じたフロントガラスに変更した車。路線バスとしては異端なキュービックのフロントデザインを嫌った事業者に向けて、オプションで用意されていました。
ワンステップでは仙台市交通局・東武バス・宇部市交通局の3社局が採用しています。また東武バスの中古車がアルピコ交通へ移籍しています。

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