名士バス 旭川230う100

大阪市交通局が1998年に投入した、エアロスターノンステップ車。廃車後に名士バスへ移籍し、イオン徳田線の2代目専用車となっています。先代専用車の都営ブルーリボンと同様、年バーは希望で100を取得しています。

グライドドアや大型の重工クーラー等、初期ノンステならではの雰囲気を色濃く残す仕様で、加えて大阪市仕様のフォグレスバンパーが付くことで唯一無二の外観を形成しています。基本的に短尺で新車を投入していた大阪市交通局ですが、この車は標準尺で、プロポーションの良さも魅力ですね。

大阪市交通局のKC-MPノンステは他に富山地鉄北斗バスにも移籍しましたが、すでに全滅しており、この車が国内最後の生き残りです。モケットもそのまま、またウエストミンスターチャイムも現役で作動しており、市バス時代の面影も色濃く残しており、ぜひとも乗車もしたい車です。

ちなみにこのイオン徳田線、当車が検査等で離脱した際のために専用の予備車(旭川230か100)が用意されており、手の大型車とは運用が完全に分けられています。この徹底ぶりから察するに、自治体か、イオンあたりが運行経費でも補助しているんでしょうか。


KC-MP747M
1998



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