江若交通

江若交通は、滋賀県大津市に本社を置くバス事業者。京阪グループの一員となっています。

祖業は鉄道事業で、1920年に江若鉄道として設立され、浜大津・近江今津間にて鉄道を運行していました。鉄道事業はモータリゼーションの影響もあり苦戦したようで、1961年には京阪電気鉄道の支援を受ける形で、傘下入っています。1969年に、国鉄湖西線建設のために鉄道線が廃止となり、以降は江若交通に社名変更の上で、バス事業が中心となっています。

琵琶湖西岸(大津市北部、高島市南部)に路線を持ち、湖西線各駅から団地までの短距離輸送と、観光施設輸送(びわ湖バレイ・比良イン・延暦寺)がメイン。1系統のみですが、堅田から琵琶湖大橋を渡って琵琶湖南岸(守山市)へ乗り入れています。
かつては旧伊香立村・葛川村・朽木村方面への山間路線も、支線を含め多数擁していましたが、2021年の改正で大半が整理されています。また、高島市内の路線は大半が高島市営バスへ移管され、江若交通は運行受託の形でかかわってきましたが、こちらも2025年の改正で高島エリアは幹線以外が乗合タクシーへ変更されるなど、路線の縮小が続いています。

車両はいすゞと日野を中心に、わずかながらふそうも導入されています。1990年代末期までは乗合・貸切兼用車が導入されており、江若交通の名物として、2025年初頭まで活躍していました。長らく自社発注で車両を代替してきましたが、2020年前後より、親会社の京阪バスからの移籍車での代替がメインとなっています。


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