近鉄バス

近鉄バスは、大阪府東大阪市に本拠地を置く、近鉄バスホールディングスの中核企業です。路線網では大阪府下の近鉄沿線をほぼカバーしており、茨木市を中心に北摂エリアの一部、また向島エリアを中心に京都市伏見区にも路線を広げています。

同じ近鉄バスHD傘下の奈良交通、また近鉄HD傘下の姉妹企業である三重交通グループHDの各社と共に、グループ各社で奈良・三重・名古屋も含めた近鉄沿線全域をカバーしています。

1929年の、近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道がバス事業に参入し、「奈良春日奥山周遊線」を運行開始したことを発端としています。1960年には日本初の2階建てバス「ビスタコーチ」を独自開発し、1986年には電子機械式オートマチック車を導入する等、様々な先進的な取り組みで知られています。

1999年に近畿日本鉄道のバス部門が分社化され、近鉄バス株式会社が設立されました。以降バス専業企業として今に至ります。

車両は長らく日野一筋でしたが、2001年よりいすゞも導入しています。除籍となった車両は、同じ近鉄バスHD傘下の防長交通（山口県）や明光バス（和歌山県）へ中古車として流れることが多く、カラーもそのままで活躍している姿が見られます。

すもも交通局。