徳島バス

徳島バスは、徳島県徳島市に本社を置くバス事業者です。戦時中の陸運統制令により、県下のバス会社9社を合併した『徳島バス統合株式会社』として1942年に設立されました。その後二度の社名変更を経て、1947年に現社名となっています。1961年に南海電鉄と資本提携し、2009年から子会社になりました。

路線は徳島市からの郊外路線が中心で、市内路線を担う徳島市交通局と棲み分けがなされています。2013年に鳴門市企業局から、2015年には小松島市運輸部からの路線を引き継いだほか、徳島市交通局からも一部路線の運航を受託しおり、傘下の徳島バス阿南、徳島バス南部、四国交通とともに、グループで徳島県内のバス事業を実質的に一手に引き受けています。

車両は南海グループということもあって日野とふそうが中心ですが、レインボーがいすゞとの統合車種である290系になって以降はいすゞも導入するようになりました。車両は新車での代替が中心ですが、親会社の南海バスからは定期的に中古車が来ています。カラーリングは大きく2種類で、オリジナルのトリコロールカラーのほかに、徳島市受託路線専用の緑のカラーリングの車両も存在しています。

2019年3月より、JR四国が牟岐線の阿南~牟岐・海部間の列車を減便した代替措置として、従来はクローズドドアを採っていた京阪神発着の高速路線の一部路線の阿南駅~甲浦間が相互乗降可能となりました。さらに2022年3月には徳島バス及びJR四国による「徳島県南部における共同経営計画」が国土交通大臣から認可を受け、当該区間はJR四国との共同経営となっています。これは地方における交通網維持の先進的な方策として、全国的にも話題となっています。


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