北海道中央バス 札幌200か428

札幌市交通局が2000年に導入したUAノンステップバス。当時の札幌市交通局は民間移譲が進んでいたころで、既に新車導入は事実上終了しており、毎年数台の天然ガスバスやノンステップバスが細々と増備されている状況でした。00年の新車は3台のみで、うちUAノンステップは427/428の2台でした。
紹介する428号車は新川営業所に新製配置。新川営業所は1998年に新設されたばかりの営業所で、当車は新川への初の新車となります。とはいえわずか6年後の2004年には中央バスへ移管する形で閉所となるため、同時に唯一の新車にもなりました。ちなみに僚車の427は東営業所に配置されています。
2004年の営業所移管に伴って中央バスに転属。その後も一貫して新川配置で、現在も活躍中です。427号車は一足先に不動車となってしまったため、現在中央バスに残る最後のフルフラットノンステップバスになりました。
2018年夏ごろに廃車となりました。
同車の注目すべき点は、UA272系の試作車扱いになっている点。日産のフルフラットノンステップバスは、排ガス規制強化に伴って、2000年にエンジンの変更があったため、型式がUA460系からUA272系に変わっています。当車はその過渡期に生産された車両で、形式はUA460になっていますが、実質的にUA272の試作車であり、外観上も新7Eボディを架装しています。試作車であるため排気ガス記号は付与されていません。同様の試作車は札幌市営の2台のほか西武バスにも4台在籍していました。また、WB5.3mの長尺車ですが、形式上はK尺の改造扱いとなっています。

UA460KAM
2000

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