大阪シティバス なにわ200あ207

大阪市交通局が2005年3月に13台導入した赤バス用の小型バスです。ベンツ社のトランスポーターT1N・コミュニティバスモデルで、部分低床車となっています。赤バスは2002年の増備まではオムニノーバ社のフルフラットノンステップバスを導入していましたが、同社の倒産などの影響からベンツ製の導入になったようです。ベンツらしいスマートな外観や大きく曲面ガラスを取り入れたスライドドアなど外車感にあふれた見た目で、赤一色のシンプルな塗装がよく似合っていす。
2005年といえば国産小型ノンステップバスである、三菱ふそう・エアロミディMEがすでに開発されており、コミュニティバス市場をにぎわせていた時代。ベンツを買ったのは大阪市くらいですが、何か事情でもあったんでしょうか。
2013年3月の赤バス廃止で職を失い、廃車に。8年間の短い活躍でした。廃車後は公官庁オークションにて売却されました。年式の若さやベンツ製のプレミアから中古市場では人気車種であり、多くの車がイベント車や移動販売車としての余生を送っています。

トランスポーターT1N
2005

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