日本中央バス 前橋210あ74

⽇本中央バスは、2018年12月14日より、前橋市・群馬⼤学と共同で自動運転バスの実証実験を実施していますが、それに合わせて投入されたのがこちらのポンチョです。製造は2017年7月で、AT車ですのでSDG規制となります。恐らく群馬大学が所有する車両を日本中央バスへ貸し出す形となっていると思われ、一時使用を前提とした白一色にロゴのみという佇まいとなっています。尤も、日本中央バスでは最近の移籍車がどれも白いので大差ないですけどね・・・。
試験は前橋駅と中央前橋駅とを結ぶシャトル系統で、週に4日ほど実施されています。日本中央バスの公式サイトにて実験日・時刻が公開されています。実証実験は2019年3月31日まで行われる予定ですので、予定が合う方はぜひ乗車してみてはいかがでしょうか。
都市部の公道において、営業路線で運賃収受を行いながら長期間、自動運転を行う実証実験は本邦初だそうです。自動運転はレベル4で、発車から車線変更、停留所への着車までのすべてを自動制御し、緊急時に備えて運転席には運転手が乗車しますが、基本的に一切の運転操作を行わないものとなっています。実証実験には国土交通省都市局も協力し、自動運転バスの走行可能性や交通施設への影響、社会受容性などの課題を検証するとのことです。近い将来実用化されるのかと思うと楽しみですね。

ここからは実際に乗車した感想です。
まず、運転操作をしない状態で運転席に座っている運転士にいかに注意喚起するか、というのも今回の試験の課題らしく、結構うるさく機械音声の注意喚起が入ります。10分程度のシャトルバスなのでいいとして、これに長時間乗るのは勘弁、といった感じ。
運転はとてもスムーズでした。加減速もショックは小さめ。また、車線変更も自動で問題なく行えていました。とはいえ、機能上の限界なのか法律上の限界なのかわかりませんが、速度は大変遅く、20キロ程度しか出ていなかったのではないかと思います。この低速で追い越し車線を走るのでなんだか妙な気分でした。ちなみに、中央前橋側の発着は自動でしたが、さすがに前橋駅ロータリー内は運転士が運転していました。

SDG-HX9JLBE
2017

コメント