平和交通

平和交通は千葉市に本社を置くバス会社。千葉市稲毛区を中心に、総武本線沿いに広く路線網を持っています。

出自は団地輸送の乗り合いタクシー事業。1975年に千葉市花見川区にある西小中台団地の自治会の要望を受けて、最寄りの新検見川駅との間を結ぶタクシー輸送を開始したことが始まりです。その後若松台団地やにれの木台団地等と、最寄り駅とのフィーダー輸送へと路線網を広げていきました。現在もこれらの路線を乗合バス化したものが中心で、団地輸送や、特定地域の住民に向けたお買い物バスなどの地域内輸送を得意としています。

団地輸送は需要が入居状況に左右されて読みにくい点や、需要が朝夕に極端に偏る点などから、既存のバス会社から路線の開設を断られるケースも散見され、新規乗合事業者の参入のきっかけになることがあります。同様の事例として、桃花台団地のフィーダー系統から事業を拡大したあおい交通が知られています。

2012年に持株会社体制へ移行し、現在は姉妹企業の西岬観光・あすか交通と共にビィー・トランセホールディングスの子会社となっています。

車両は日野が中心ですが、ふそう・UD車も少数在籍しています。2020年6月には国土交通省の「地域交通グリーン化事業」による補助対象事業として、BYD社製の電気バス3台が導入され、首都圏では初の電気バス運行事業者となりました。

カラーリングは幕張エリアの路線で使われる、黄色1色の“BAYTOWN BUS”と、それ以外のエリアで使われるベージュベースの“Smiling Shuttle”の2種類があります。

Gallery
BAYTOWN BUS
Smiling Shuttle1
Smiling Shuttle2

特定車