いすゞ 大型車

いすゞ自動車は、2000年まで『キュービック』、以降は『エルガ』のブランドで大型路線バスを販売しています。
いすゞの特徴として、CNGバスや大型9M車を得意としていました。特にCNGバスはエルガハイブリッド販売開始後も2017年までカタログに残っており、ユーザー需要を支えていました。大型9M車では、特にKL代になってからUDとの2社で市場をほぼ独占。しかしノンステップ構造や、厳しくなる排気ガスへの対応などの課題が多い中、国内のバス需要そのものの減少もあって、合理化の中で消えていきました。
一方、ハイブリッドバスへの対応は遅く、実質的に2012年のエルガハイブリッドで初参入です。キュービックハイブリッドは蓄圧式で、販売台数は10台程度と寂しいものでした。



☆車種紹介☆

キュービック

1984-2000
大きな1枚窓と、三角形の細長い視野拡大窓が特徴。箱型の典型的路線バススタイルから外れた、ヨーロピアンテイストな外観です。


エルガ(初代)

2000-2017
2000年に登場したキュービックの後継車。縦に2つ並んだヘッドライトが特徴です。


エルガ(2代目)現行車種

2015-
2015年に先代エルガをフルモデルチェンジして登場。日野・ブルーリボン(2代目)との統合車種で、外観は全く同じ。ノンステップバスのみの販売です。


エルガJ

2003-2007
中型10.5mモデルを持っていなかったいすゞが、日野からレインボーHRのOEM供給を受けて販売したもの。外観上は日野レインボーHRと判別できません。20台弱しか販売されていない希少車です。エルガブランドなので大型車に混ぜておきます。


キュービックLT

1985-2000
キュービックをベースに車長を詰めた大型9M車。中型車クラスのエンジンを積んでいます。


エルガLT

2000-2005
エルガをベースに車長を詰めた大型9M車。ノンステップへの対応が難しかったことや、排ガス規制の関係で、2005年を以て製造を終了しました。


エルガハイブリッド

2012-2017
エルガをベースにした電気式ハイブリッドバス。ノンステップバスのみの販売です。
★詳細へ★


エルガハイブリッド(2代目)現行車種

2018-
2代目エルガをベースとした電気式ハイブリッドバス。蓄電池は屋根上へ移動しました。日野・ブルーリボンハイブリッドとの統合車種で、見た目は全く同じです。ノンステップバスのみの販売です。

コメント