江ノ電バス

江ノ電バスは、江ノ島電鉄のバス部門が分離独立したバス事業者。親会社となる江ノ島電気鉄道が1927年に辻堂地区で乗合自動車事業を開始したのが始まりで、江ノ電ではこの年を『バス事業開始の年』としています。ただし、以降現在までに2度乗合事業を廃止し、再度復活した歴史があるため、継続してバス事業を行っていたわけではありません。
1998年に江ノ電バス株式会社が設立され、藤沢・手広(手広は2002年より)両営業所の業務受託を開始。そののち2007年に鎌倉・横浜営業所が株式会社江ノ電バス横浜として分割されました。同年に藤沢・手広は江ノ電バス株式会社へ事業譲渡され、江ノ島電鉄のバス事業は完全に子会社化されます。さらに翌2008年には江ノ電バス株式会社は株式会社江ノ電バス藤沢へ称号を変更し、横浜・藤沢の2事業者体制となりました。
2019年、2社が合併し、株式会社江ノ電バスを設立。バス事業は同社へ一元化されました。
車両は4メーカーとも投入されていますが、ふそうの比率が高くなっています。団地輸送系統を多く持つことから4枚折戸の長尺車が多く在籍しており、同社の名物となっています。また富士重工架装のKL-RPがまとまって在籍していたことでも知られています。乗合用途で投入したのは他に北海道中央バスのみという希少な車両でしたが、2019年に全廃となっています。

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