夕張鉄道 札幌22か2715

96年に投入されたブルーリボンRU。現在、夕張鉄道で唯一の大型ショート車です。夕張鉄道ではP代でもRUの採用がありましたが、青白基調の現行カラーになってからはこの車が初めて(そして最後)となります。
2段窓に中折戸、車内はハイバックシートでリアは田の字で、U代ブルリの仕様をほぼそのまま引き継いでいます。RUで田テールを付けている事例は貴重ですね。また側面は腰部に小型の行先幕が付いていましたが、LED化の際に車体更新がなされ埋められています。
同車は野幌に配置されましたが、のちに2014年に本社へ移動。その際に幕からLEDへ換装されました。夕鉄の発注車でLED化が行われたのは同社が初の事例です。側面は元々腰部に方向幕が付いていたため、側面LEDは窓枠を取り払って後付けされています。着席定員が少ないからか、本社では長距離路線に充当されることは少なく、主に市内循環線の予備車として使用されていました。
その後、2018年に野幌へ転入しています。今後は再び札幌市内で姿を見られると思われますが、野幌では既に最古参格に当たる上、異端車ですから、少々先が心配でもあります。

KC-RU1JJCA
1996

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